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CentOS 8のネットワークの設定

現在のNW設定の状態確認

CentOS8のインストール中のGUIでネットワークの設置ができますが、その設定をスキップして後からコマンドラインで設定する場合の方法を解説します。

 

▼認識しているネットワークデバイスを確認

「eth0」にIPアドレスが設定されることで通常のPCと同じようにインターネットに接続が可能になります。

 

▼現在の「eth0」の詳細状況

NWの設定は「nmcli connection modify」コマンドを利用して設定する。

 

▼固定でプライベートIPアドレスを設定

etn0のデバイスに「192.168.0.50」のIPv4アドレスを設定した例です

ファイアーウォールを切る目的
デフォルトではインバウンドの通信はほとんど許可されておらず、SSHやサーバーなどを構築した場合、関連のポートを開けなければなりません。 各サーバーの構築時の不具合等に切り分けが難しくなるので、一旦ファイアーウォールは切っておきます。

 

▼デフォルトゲートウェイを設定

eth0からインターネットに接続するために通るIPv4のルーターの出口は「192.168.0.1」ですよーといった意味の設定です。

 

▼DNSサーバーの設定

eth0からインターネットに抜けるときに名前解決(IP⇔ドメイン)を行うDNSサーバーの場所は「192.168.0.1」という意味です。

上記DNS設定の補足
庭用のブロードバンドルータでは、DNSサーバーのアドレス設定も上記のようにデフォルトゲートウェイと同じ設定にすることが一般的です。 ルータが接続している上位プロバイダーのNWで実際のDNSサーバーを探して名前解決をしてくれるのです。 サーバー側はルータのゲートウェイに向けてリクエストを通信する感じになります。

 

▼eth0でDCHPを使わないように設定

デフォルトではDHCPでルータにプライベートIP取りに行く。

設定の補足説明
この設定をすることで、DHCPでIPを取りに行くことなく、固定で設定したプライベートアドレスを使うことが出来ます。 尚、先に最初に設定した「192.168.0.50/24」のようにIPアドレスの設定をしておかないとエラーになってしまう場合があるので注意です。

 

▼「eth0」設定の状態確認

設定箇所の説明
  • ★1:DCHPの「auto」から「manual」の固定IPになっている。
  • ★2:DNSのIPが設定されている。
  • ★3:「eth0」の自サーバーのIPアドレスが設定されている。
  • ★4:デフォルトゲートウェイのIPが設定されている。

 

▼アクティブ化して設定内容を反映する

上記のようにエラーにならず「successfully」になればOKです。

 

▼非アクティブにする場合

上記コマンドの「up」を「down」にすれば良いです。

 

▼アクティブ化後のデバイスの状態確認

「eth0」が「connected」になればOKです。

 

▼IPアドレスの割り振り確認

 

 

NW設定後の状態確認

▼試しにgoogleにping(通信テスト)を打ってみる。

上記のように応答時間と結果が表示されれば通信は出来ています。

 

▼デバイスの自動起動状況を確認

コマンド結果を送る場合はエンターキーを行を送ることができます。
コマンド結果が表示されている途中で「q」キーを押おすと出力が停止されます。

 

▼デバイスの自動起動状態の確認

eth0のコンフィグの結果を「|」(パイプと呼ぶ)で「grep」(探す)コマンドに送って、「autoconnect」の文字列の行だけを表示させています。

上記のように「connection.autoconnect: no」の場合は、サーバーを再起動した場合、デバイスが自動でアクティベートにならず通信が出来なくなってしまうので、自動起動に設定します。

 

 

デバイスの自動起動設定

▼デバイスの自動起動の設定

 

▼再度デバイスの自動起動状態を確認

「autoconnect」の設定が「yes」になる。

 

▼試しにサーバーを再起動

 

▼再起動後にIPアドレスを確認

 

▼googleにping(通信テスト)を打ってみる。

 

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